パーソナルトレーニング
接骨院に来院する患者さんは、外傷および何らかの痛みによる生活上の不便を抱えて来院します。そしてそれを出来るだけ早期に克服して元の生活に戻ることを目的とします。しかし、そのための一定期間の休養や患部の安静は、患部やその関連機能を低下させることは珍しくありません。むろん高齢者ほどその傾向は強いと考えられます。
その機能低下した四肢・体幹の程度、年齢、性別、生活環境を考慮してトレーニング(以前の状態まで戻す)するのが1つ目のパーソナルトレーニングです。2つ目は、ケガや痛みがその個人の身体的な弱点や、アンバランスが一つの要因として発生した場合、その要因を克服するためのトレーニング(以前の状態よりも良い状態にする、ケガをしにくい体作り)をいいます。
これら2つのトレーニングは再発防止に効果を発揮します。トレーニング内容は個人によって全く異なり、それを的確に判断してベストな方法と運動量を決めて確実に実行することが我々の技量でもあると考えています。
トレーニングには、レッドコード 、バランスボード、バランスボール、ストレッチポール、ダンベル、チューブなどを用います。
また、電気治療器(EMS)による筋力強化も行います。
レッドコードとは、天井からつるされている特殊なひもでカラダを吊るすことができる機器です。
これにより、首や腰を重力によるストレスから解放することができます。
主な使い道は2つです。
1.運動器系疾患(腰痛、頚部痛、骨折後のリハビリ治療等)
中枢系疾患(片麻痺等)に対する治療エクササイズ
治療としてのSET
@トラクション
Aモビライゼーション
Bリラクゼーション
Cストレッチ
2.スポーツ領域においてのファンクショナルトレーニング
エクササイズ、トレーニングとしてのSET
@スタビリティ
Aモビリティ
Bセンソリモターファンクション
C筋力増強(CKC,OKC)
D持久力増強
最近では、メディアでもフィギアスケートの浅田真央選手や陸上100m女子 日本記録保持者の福島千里選手がこのトレーニングをされていました。